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白無垢ヘアアレンジ。綿帽子から洋髪までおしゃれなヘアスタイル一挙紹介

白無垢用の髪型というと、どのようなイメージをお持ちですか? 綿帽子、文金高島田、角隠し、伝統的な髪型はこの三つ。最近では伝統にとらわれず、花嫁さまの持つ個性や美しさを引き出すことのできる「洋髪」スタイルを取り入れる方が増えています。

「私はどのヘアスタイルにしようかな・・・」

そんな悩みにお答えすべく、まずは白無垢に合うヘアスタイルはどのようなものがあるのかご紹介します。
   

1. 伝統的な白無垢ヘアスタイルとは?

格式高い古典的な白無垢ヘアスタイルとは、いったいどのようなものなのか、一つずつご紹介します。
 

まるいフォルムが美しい、伝統的なかぶりもの「綿帽子」


このヘアスタイルに憧れて、白無垢をお選びになるお客さまが多くいらっしゃるほど不動の人気なのが「綿帽子」です。綿帽子は、平安時代に身分の高い女性が防寒や身を守るために頭からかぶった「被衣(かづき)」という衣服からきています。
 
特徴的なのがこの形ですが、このように少ししか顔が見えないようになっているのは、挙式が終わるまで、花嫁は結婚相手以外の男性に顔を見せない様にという意味が込められているためです。綿帽子の中は、この後ご紹介する「文金高島田(ぶんきんたかしまだ)」と呼ばれるかつらをかぶっています。このかつらには、しっかりとした“まげ”が結ってあり、かんざしなどもさすので、綿帽子が型崩れすることなく、かぶることができます。この綿帽子がかぶれるのは基本的には結婚式の間だけになります。  
 
他にも、綿帽子の種類としては真っ白な白地のものだけでなく、色が付いた生地のもの、ラインが入ったもの、刺繍が入ったものなどもありますので、是非一度チェックしてみてくださいね。
 

華やかなかんざしに、キリッとした白絹が印象的な「角隠し」


角隠しとは、文金高島田(ぶんきんたかしまだ)とよばれる頭の高い位置にまげが結われた髪型を、覆う様にかぶる幅の広い布のことです。この角隠しには、怒りを象徴するツノを隠し、花婿さまに従順でしとやかな妻になることを示すという意味があるそうです。角隠しは白無垢、色打掛、引き振袖などでもできるヘアスタイルです。ただ、綿帽子同様、披露宴でかぶることはしません。
 

クラシカルであり、現代的な軽やかさもある「文金高島田」


「文金高島田(ぶんきんたかしまだ)」とは、時代劇にでてくるお姫さまのような、頭の上でまげを結い、華やかなかんざしをさすヘアスタイルのことです。種類は「全かつら」と「半かつら」があり、「半かつら」は、地毛を生かしてかつらをかぶりたい方に人気のスタイルです。かつらの色味は生え際の色合いに合わせるとよいでしょう。全てかつらの「全かつら」より軽やかで、自然な日本髪になるので、現代的な柄やお色味の打掛にもおすすめのヘアスタイルです。かつらを使わず、全て地毛を生かして結う日本髪のことを「新日本髪」とも呼びます。
 

2. アレンジ自由な「洋髪」スタイルとは?

ご紹介した三つの伝統的な髪型の他にも、さまざまな種類の髪飾りがあり、色合い、素材、生花などさまざまな種類の髪飾りがあるので、比較的お色味がシンプルな白無垢であっても、花嫁さまの好きな色やテイストを足すことで、印象がどんどん変わっていきます。
 

お洒落でかわいい白無垢屋の髪飾りスタイル

上品な印象のリボンヘッドドレス「帯のリボン飾り」です。この髪飾りは小物であればどの色にも合いますが、その中でもピンク系や赤系の小物との組み合わせは絶妙です。髪飾りの色味は生成りなので、メイクもやわらかな雰囲気に調整してもらえば、全体的に優しい印象になります。
 
▶︎ 帯のリボン飾り をレンタルしたい方はこちら  
 
▶︎ ピンク系&赤系の小物について  
 
 

空に舞う鶴をイメージさせるような髪飾り「フラット帯飾り」です。
色味は先ほどご紹介した「帯のリボン飾り」と同じになります。こちらはリボンといっても、可愛らしくなりすぎず、限られた空間の中でも動きのあるデザインなので、小物はナチュラル系のお色味や、柑橘色系も合うでしょう。大きさも十分にあり、お顔に沿って飾ればとても華やかになります。また、白無垢の文様で言えば鶴文や鳳凰文などの鳥柄白無垢に合わせると統一感がより一層出ますよ。
 
▶︎ フラット帯飾りをレンタルしたい方はこちら  
 
▶︎ ナチュラルカラーの小物について  
 
 

ネットやかんざしなどを使った髪飾りスタイル


ベールのように白や黒のネットを使い、色とりどりのヘアパーツと合わせればオシャレな印象になります。色小物との組み合わせで言えば、下の写真を見ていただいても分かるように、髪飾りの色味と小物の色味を部分的に合わせています。「赤系の髪飾りを使いたい!」ということであれば、小物に赤色が少しでも入っていれば全体的なバランスがよくなりますよ。小物すべて赤色で合わせる必要はなく、刺繍が赤色でも構いません。

▶︎ヘッドドレスはこちら

▶︎ 色とりどり小物について  
 

豪華にきまる造花&生花スタイル

造花や生花のヘッドパーツは、飾るお花の量や位置によって表情が変わっていきます。白無垢の柄、小物に合わせてアレンジしやすいスタイルです。ボリュームや動きを出すためにグリーンを入れたり、ナチュラルテイストのお花を使われたりする場合は、若芽色や薄抹茶色の小物も合います。少しお花にピンク色が入っているようであれば、ピンク系の小物は断然すてきに見えますよ。
 
▶︎ 色とりどり小物について  
 

3. 洋髪に合う髪型のポイントは?


洋髪スタイルを選ぶ時、どうしても髪型だけで探してしまいがちですよね。
その髪型がかわいかったとしても、実際には、選んだ白無垢に合うのか、またメイクや髪飾りに合うのかなども気になるところです。そこから今度は「自分に似合うのかな?」と考えだすと、式を前にしてクタクタになってしまいます。でも大丈夫!そんなに難しく考えずに、ここだけ押さえれば花嫁さまらしい、素敵な髪型ができるんです。
 
婚礼衣装のヘアメイク担当の方にお伺いしたところ、洋髪に似合う髪型のポイントは2つありました。
 

1. 着物とヘアメイクで表現したいことをトータルで考える!

お客さま一人ひとりに個性があるように、「似合わせ方」もそれぞれ異なります。ですが、似合わせヘアスタイルで心がけていることは、「着物で表現したい事と、ヘアメイクで表現したい事のトータルバランスを考える」ということでした。例えば、伝統的な中にも柔らかさや優しい雰囲気を求める花嫁さまには、日本髪シルエットの面のツヤを無くしたスタイルをおすすめされるそうです。面となる部分は地毛をうまく使い、自然なツヤ感を出す様にすると、髪の質感も落ち着いて見えます。ワックス、オイル、鬢付け油など髪の質感を出す方法はさまざまにあるので、むしろツヤを出しすぎない様、メイク、小物、白無垢など全ての雰囲気をみながら、調整されるとよいでしょう。 
 

2. ヘッドドレスの色は小物やメイクに合わせる!

ヘッドドレスの色を一番メインとなる白無垢に合わせがちですが、合わせるポイントは小物やメイクになるそうです。メイクは一番ヘッドパーツに近いですし、小物がもし色付き小物であれば、その雰囲気や色に合わせてヘッドパーツを選べば統一感も出ますよね!また、ヘッドドレスの「シルエット」や「質感」は、白無垢の柄や質感に合わせると全体のバランスが良くなるそうです。白無垢屋のヘッドパーツに「帯のリボン飾り」という、まるで鶴が群れをなして飛んでいる様なイメージのものがあります。こうしたヘッドパーツに鶴文がほどこされた白無垢を着ると物語性が出てすてきです。
 

4. 造花や生花を選ぶときは、2つのことに気をつけて!

種類も豊富で、華やかなお花の髪飾りですが、お花を使ったヘアアレンジをお考えの花嫁さまは、以下の2点に気をつけながら準備を進められるとよいでしょう。
 

お花の色合いについて


髪飾りに造花や生花を使う場合は、色合いに気をつけて選びましょう。好きな花をどうしてもいれたいと考えてしまうと、全体的な色味がバラバラになってしまうので、白無垢の柄や、色小物を身につける場合には髪飾りとそれらの色合いがけんかしないか考えましょう。
 

生花を使用する場合について


生花を使う場合は早めにヘア担当の方へ連絡しましょう。髪飾り用の生花は、アレンジしやすい様に加工されています。そのため、当日買ってきたお花を髪にさせばよいという訳ではなく、ヘアアレンジ用に加工してくださるお花屋さんなどをヘアメイク担当の方などにお訊きし、事前に相談をしておく必要があります。生のお花は生きておりますので、時間が経つとしおれていきますし、動いたはずみで取れてしまうこともあります。なので、しっかりと水分を含んだペーパーを茎に巻き、特殊な加工をほどこすことで、いきいきとしたお花を使ったヘアスタイルが保てるのです。
 

5. まとめ


近年、伝統的な文金高島田のかつらを合わせるよりも、アレンジのしやすい洋髪スタイルを希望される花嫁さんが多いそうです。
 
白無垢屋のサイトやInstagramをはじめ、インターネットや雑誌に参考になる白無垢ヘアスタイルがたくさんあるので、画像を保存し、ヘアメイクの担当の方に事前に確認していただくのがよいでしょう。
 
満足のいくかわいいヘアスタイルにするためには、時間に余裕を持って準備することが一番。それぞれに魅力がありますので、どのヘアスタイルにするか選ぶ時間も愉しんでくださいね。

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