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白無垢伝統文化

【白無垢屋挙式プラン】東京大崎の居木神社で挙式された新郎新婦の実録②:挙式当日

居木神社で挙式を挙げた竹田征弘さん・史夏さんご夫婦の挙式の模様をレポートします。
2020年1月18日(土)。当日はあいにくの雨天で、朝から雪がちらつくほど寒い1日になりましたが、新郎新婦も参列者も笑顔でいっぱいのすばらしいお式になりました。
今回は挙式当日の模様を時系列順に写真たっぷりでお伝えします。

挙式の申し込みから挙式リハーサルまではこちら▶︎
 

●新郎新婦の当日の持ちもの

・花嫁ワンピース(肌襦袢)
・花婿下着(UネックTシャツ・ステテコ)…ユニクロのステテコでOK
・新婦足袋(5枚こはぜ)
・新郎足袋(5枚こはぜ)
・補正用タオル…新郎新婦各3枚ずつ(使用しない場合もあり)
・軽食・飲み物…必要に応じて

 

11:30〜12:00 新郎新婦 お支度室に集合

通常、挙式の2時間〜2時間半前に来社いただきます。今回の挙式は14:00開始。少し早めに新郎新婦がお支度室にお見えになりました。衣裳を確認していただき、花嫁さまはブラキャミソール→花嫁ワンピース→神社のガウンを着て、メイクを始めます。
雪が降るほど寒い日で、ヒートテックインナーを着用されていましたが、ヒートテックを脱いでも白無垢は暖かったとのことです。

美容担当の栗原さんが、花嫁さまのご希望を元にイメージを膨らませてくださっていたので、ヘアもメイクもとてもスムーズでした。色白の史夏さんの肌が輝くように美しくなりました。

支度中の紋付花婿

居木神社では花婿さまの着付けも同室で行います。花婿さまのお支度は少し遅れてスタート。長襦袢の下は花婿下着(UネックのTシャツ)とステテコを着用していただきます。新郎の征弘さんはヘアにこだわりがあり、侍のようにキリリと結い上げてもらいました。こちらも事前に希望をお伝えしていたので、スムーズでした。

花嫁の掛下姿

花嫁さまはヘアメイクが終わったら着付けていきます。長襦袢→掛下→帯と手早く着せていただけます。

綿帽子をかぶり、リップを最後に塗ります。お母さまによる「紅さしの儀」をご希望の方は、あらかじめご希望をスタッフとお母さまにお伝えくださいね。

13:00 親族控室オープン

親族は30分までにお越しいただきます。
 

13:30 新郎新婦お支度完成

お互いの白無垢姿、紋付姿を見て、少し照れ笑いのお二人です。少しお写真を撮ったりする時間がありました。

 

13:30 両家代表の挙式リハーサル

神前式では両家の代表者が神さまにお祈りを捧げるため、直前にリハーサルを行います。

 

13:45 親族紹介

新郎新婦のお支度が済んだら親族控室に向かい、挨拶します。その後、両家それぞれ続柄と名前を言います。

13:55 参列者境内に集合

参列者は控室はご利用いただけないため、通常5分前に境内に集まっていただきます。雨天の場合は、社務所内に参列者の控室をご用意いただけます。

 

14:00 挙式開始

新郎・新婦・家族・親族 参進(入場)

今回は雨のため社務所内から神殿に向かいました。新郎新婦の後ろに両家の両親、兄弟姉妹、親戚、友人と続きます。順にお手水で清めたら、御社殿に進みます。

斎主開式の挨拶

斎主が開式の挨拶をして、太鼓を叩きます。

修祓(しゅばつ)

挙式に先立ち、心身を清らかにする儀式です。

一拝

掛け声に合わせて一同起立して、斎主に合わせて深く一礼します。

献饌(けんせん)

両家が準備したお供え物を神さまに献上する儀式です。

祝詞奏上(のりとそうじょう)

斎主が新郎新婦がこれから夫婦になることを奉告し、神さまに感謝すると共にその末永い幸せを祈願します。

※居木神社では、斎主開式の挨拶から祝詞奏上までの儀式は撮影ができないことになっています。

三三九度誓盃の儀


御神酒を大・中・小三つの盃で互いに汲み交わすことにより、夫婦としての契りを結びます。

指輪交換の儀


新郎新婦お互いの誓いを込めて指輪を交換します。神前式でも指輪の交換ができるのはよいですね。

誓詞奏上の儀


新郎新婦自ら結婚に対する誓いの言葉を神さまに申し上げる儀式です。結婚式では花嫁さまに注目が集まりますが、神前式では誓詞奏上で新郎に注目が集まります。

玉串奉奠


新郎新婦が心中に祈念した気持ちを玉串(紙垂をつけた榊の枝)に込めて神前へお供えし、神さまに拝礼します。末永い幸せを願ったのでしょうか。

参列者玉串奉奠


媒酌人(両家の親族代表)が二人の末永い幸せを祈って神前に玉串をお供えし、媒酌人に合わせて参列者も揃って神様に拝礼します。

親族固めの盃の儀


新郎新婦両家の参列者が御神酒を汲み交わし、ひとつの親族としての絆を結びつけます。両家の絆をつくる神前式ならではの儀式です。この日は友人も多く参列したので、友人の縁を作る盃にもなります。

一拝


挙式を修める上での神さまへ挨拶します。

斎主挨拶


太鼓を打ったあと、斎主が挨拶します。

新郎・新婦・家族・親族退下


新郎新婦が神さま、参列者に向かって一礼し、退下します。続いて、親族、ほか参列者と続きます。

 

14:30 挙式終了

挙式は通常30〜40分ほどで終了します。参列者の人数により変わります。

 

14:40〜14:50 集合写真の撮影



挙式後は晴れていれば神殿前で、雨の場合は神殿内で集合写真を撮影します。
このあと時間に余裕があれば、境内で撮影することも可能です。今回は雨だったので、神殿内で撮影を楽しみました。
 

神前式にかかった金額は?

白無垢屋の挙式プラン:土日祝日25万円、平日23万円

・白無垢屋の白無垢セット(9万8,000円の白無垢・白小物・綿帽子 白)
・白無垢屋の紋付(化繊)
・新婦着付け
・新郎着付け
・新婦洋髪ヘアメイク
・挙式アテンド
・お引き上げ(元の状態に戻し、衣裳を片付ける)
・神社の新郎新婦お支度室料(居木神社の場合1万円です。神社により変わります)

が含まれています。


今回は
衣裳オプション
・白無垢(大和鶴):6万円
・色小物(鶴赤):2万円
・髪飾り(フラット帯飾り 金):2万円
・紋付(正絹):2万円
美容オプション
・新郎ヘア:5,000円
・新郎メイク:5,000円
​列席者
・留袖(3万円)×3名=9万円
・留袖着付け(1万円)×3名=3万円
が追加になり、合計50万円(税抜き)でした。

 

挙式当日に神社にお納めするもの


居木神社の場合
・初穂料:5万円
・参列者人数超過分(30名以上になる場合):1万円

・雅楽演奏:3万円
・親族着替え室:5,000円

合計9万5,000円

「初穂料」と「御礼」の二つの熨斗袋に分けて、それぞれに両家の氏名を書いて式当日に奉納します。

 

神饌は何を選べばいい?

神饌は初穂料に含まれている場合は、神社が用意することもあるようですが、居木神社では新郎新婦(もしくは各実家)が用意します。

居木神社では神饌は「地元の名産品」と説明を受けていたので、
竹田家(高知):酒、野菜、カツオ
三好家(三重):米、地酒、松阪肉、お菓子
をそれぞれ予算1万円としてご用意されたとのことでした。生鮮食品が含まれる場合は、前日到着で宅配便を利用するとよさそうです。

 

神前式を終えて


挙式を終えられてホッとされた表情のお二人です。後日感想をいただきました。

征弘さん:
神前式のイメージがもっと難しそうなイメージでしたが、宮司の森田さんがていねいに段取りを教えてくれたので安心して執り行えました。
全体的にあたたかい雰囲気で、家族や友人たちに祝福され、妻も私も笑顔になれた神前式でした。

史夏さん:
厳かな空間での神前式で、夫婦になったということを改めて感じられる大切な時間となりました。素敵な白無垢を家族だけでなく、友人にも披露できたことを嬉しく思っています。白無垢屋さん、居木神社のみなさま、本当にありがとうございました。