白無垢屋トップページ

イメージ
白無垢ビューティ

和装メイクと洋装メイクの違いが知りたい!白無垢メイクをかわいく見せるテクニック

白無垢には白無垢特有の「水化粧」という独特な白塗りメイクがあるので、メイクの基本をきちんと理解した上で、自分に合う色や濃さを見つけていく必要があります。プロだからといって担当の方に任せっきりにするのではなく、コミュニケーションを取りながら理想の顔に近づけます。

結婚式という晴れの舞台なのに、お化粧で失敗してしまったという声が意外と多いのをご存知ですか。
きれいに、かわいく見せたいと思ってしまうことで、いつもよりも化粧が濃くなってしまったという人、逆に、ナチュラルメイクを意識し過ぎて、ほとんどすっぴんに近い状態だった人。中には、普段は使わないような色のシャドウを使って、自分の顔に違和感があったという人もいらっしゃいます。
 
時間をかけてお気に入りの衣裳を見つけたのに、化粧が納得いかなければ、せっかく撮ってもらった写真も、見返す気になりませんよね。大切な思い出の一部になるように、結婚式の化粧についての基本的なことと、後悔しないためのポイントを紹介しておきたいと思います。
   

1. メイクには和装メイクと洋装メイクの2種類がある



白無垢や打ち掛けには和装メイク、ウェディングドレスには洋装メイクと、衣装に合わせてメイクの仕方が変わります。まず、それぞれの特徴と違いについてご紹介します。
 

伝統的な和装メイクの特徴

①白塗り

和装のベースメイクは、水化粧と呼ばれる水で溶かしたおしろい(白粉)を、刷毛を使って塗ります。いわゆる、「白塗り」と呼ばれているものです。「白塗り」と聞くと、最初に舞妓さんが思い浮かぶと思いますが、舞妓さんほど顔を白くすることはありません。最近の和装メイクの場合、白が浮きすぎない程度に、白っぽくするだけに留まります。 ※白無垢屋のメイクは水化粧ではありません。

②ポイントに色味を使う

もうひとつの特徴は、平面的なベースメイクをほどこし、ポイントにはっきりとした色味を使うという点です。
顔全体は平面的で少しぼんやりとした感じを受けますが、眉を黒に近いグレーで太めの笹眉にし、口に真っ赤な紅を小さく引くことで、顔全体を引き締めます。使う色は赤、黒、白が標準ですが、最近では茶色も使われるようになりました。

③質感はマット

和装メイクは、洋装メイクより艶感のないマットな肌感に仕上げます。
衣装に袖を通すまでは、あまりの顔の白さに不安になってしまう人も多いようですが、着てしまえば、意外と落ち着くようです。
 
最近では、水化粧をしないで白無垢や打掛を着ることもあります。地肌が浮いて見えてしまわないように、やや白めの肌に仕上げると良いでしょう。
また、かつらをかぶらずに地毛で結う場合、髪型によっては生え際と水化粧した肌の色とに差が出てしまうので注意が必要です。
 

洋装メイクの特徴

①ベースメイクはファンデーション

洋装メイクはベースメイクにファンデーションを使い、シャドウやハイライトを使って、立体的なメイクに仕上げるところが特徴的です。
リップやチーク、アイメイクもさまざまな色がありますが、好きな色、流行している色ではなく、似合う色で選ぶと良いでしょう。

 ②ナチュラルメイクが主流に

以前までは、ウェディングドレスの豪華な雰囲気に合わせて濃い化粧をし、違う自分を見せるのが主流でしたが、最近では、普段の自分に近いメイクで、肌の透明感や血色の良さなど、自然のままの美しさをよりきれいに見せる「ナチュラルメイク」が流行っています。
 
また、洋装メイクでも和装メイク風に仕上げることもできます。とくに最近では、挙式に白無垢を着て、披露宴にウェディングドレスを着るという方も多く、お色直しにあまり時間をかけないよう、洋装メイクに近い和装メイクで白無垢を着られる方も増えてきているようです。一度、メイク担当の方に確認してみてください。
 

2. すべてお任せではなく、好き嫌いははっきりと

メイクの基本知識を押さえられれば、あとは自分の好み次第!と言いたいところですが、メイクは自分だけの問題ではなく、メイクを担当される方とのコミュニケーションが必要になってきます。
メイクさんと一丸となり、当日を楽しく過ごせるよう気をつけておきたいことをご紹介します。

メイクさんとの意思疎通

たいていの場合、メイクを担当される方から「どんなメイクにして欲しいのか」ということを事前に確認をされると思います。そのときに、どこをどうして欲しいのか、言葉にしてきちんと伝えることが大切です。例えば、「ナチュラルメイクにして欲しい」と伝えたとしても、自分にとってのナチュラルと、相手にとってのナチュラルには必ず差があります。
「チークや口紅は濃くしたくないので、ナチュラルメイクでお願いしたいのですが、目は大きく見せたいのでアイメイクはしっかり」「色のあるアイシャドウは似合わないので茶色にしたいのですが、地味になり過ぎないように口紅に赤を使って目立たせたい」といったように、どの部分をどんなふうにして欲しいのか伝えることで、相手もきちんと理解してくれるようになります。イメージに近い写真を何枚か探して送っておくと安心です。
また、自分のコンプレックスである部分も合わせて伝えられるようにしておくと良いでしょう。コンプレックスをより良く見せてくれる化粧の仕方を、メイク担当の方が編み出してくれるかもしれません。

どうしても合わないとき

自分なりに一生懸命要望を伝えてみたけれど、思っているようなメイクに仕上げてもらえないということもあります。そういった場合は、無理せず担当を変えてもらうということも考慮に入れましょう。
一般的に、式場と契約されている方がメイクの担当をされていると思うのですが、メイク担当が他にいらっしゃらない場合は、信頼のおける外部のメイクさんに頼むということもできます。ただ、持ち込み料が別途かかる場合もありますので、その点は確認が必要です。
 
結婚式場にいるメイクさんだからといって、全員が全員完璧なわけではありません。なかには経験が浅く、洋装、和装に合ったメイクの仕方を、マニュアル通りにこなすだけで精一杯という方もいらっしゃると思います。逆に、個人に合ったメイクができるベテランの方でも、自分の意見や主張ばかりを押し通して、花嫁の意見を全く聞き入れてくれないという場合もあります。
お互いに理解し合おうという気持ちがなければいいメイクには仕上がらないと思うので、きちんとコミュニケーションの取れるメイクさんに担当してもらうようにしましょう。
 

メイクはどこまで頼むべきか

最近では、メイクを自分でやられる方もいらっしゃるようです。特に、アイメイクは自分のやり方にこだわりたいという方も多く、自分でメイクをする分、結婚式の費用も浮くので式場にメイクを頼まれないそうです。
「どうしてもメイクは自分でやりたい!」ということであれば、ベースメイクだけでも式場のメイク担当の方に依頼することをおすすめします。
 
結婚式用のメイクと私たちが普段しているメイクはどこが違うのかというと、ベースメイクがしっかりされているという点です。結婚式用のメイクは、汗をかくような状態が長時間続いても、メイクが崩れたりしないよう、時間をかけて丁寧に施されているのです。たくさんお写真を撮るのに、目の下が黒ずんでいたり、脂でテカっていたりしたら残念なので、ベースメイクはプロにお願いするほうが安心です。
また、アイメイクをご自身で行う場合は、涙や汗で崩れないよう、ウォータープルー系のマスカラやリキッドを使うと良いでしょう。
 

その他注意したいこと

本番前にメイクリハーサルができる会場もあります。ただし、リハーサルができるといっても通常1回しかできないことがほとんどで、時間も3時間程度とそこまで長くありません。貴重なリハーサルの時間を有意義に過ごすためにも、髪型やメイクなど、自分の要望に近い写真や切り抜きなどを用意しておくと、よりスムーズに話が進みますので、事前に準備しておくようにしましょう。
また、自分でメイクした状態をメイク担当の方にお見せし、言葉で説明するよりも目で見て理解してもらうという方法もおすすめです。
 

3. まとめ

意外と気にしなければならないことが多くて、驚かれたかもしれません。
ある程度決まっていれば、あとはお任せ!という気持ちになってしまいますが、理想の自分に近づくためには、ちょっとした配慮が必要不可欠です。

最低限の知識として、和装メイクと洋装メイクの違いや特徴をきちんと理解しておきましょう。
その上で、担当してくださるメイクさんが、よりあなたの顔を引き立てられるよう、好みやコンプレックスなどの情報共有を行うと良いでしょう。